当社取締役会の実効性に関する評価結果の概要について
2023/06/29
この度、当社コーポレートガバナンス・ガイドラインに基づき、2022年度における当社取締役会の実効性に関する分析、討議、評価を実施しましたので、その結果の概要を下記のとおりお知らせいたします。
記
1.実効性評価の方法
取締役、監査役全員を対象に取締役会の実効性に関するアンケートを実施し、回答を得ました。このアンケート結果をまとめ、取締役会における分析・討議を通して、当社取締役会の実効性に関する評価をおこないました。
評価対象期間:2022年4月1日~2023年3月31日
評価者:全取締役および全監査役(12名)
アンケート質問の大項目:全20問
1.取締役会の構成
2.取締役会の役割
3.取締役会の運営
4.コーポレートガバナンス・コード対応
5.総評
2.取締役会の実効性に関する分析および評価の結果
当社取締役会においては、提案された議案に対し、社内・社外の区分なく積極的な意見交換および建設的な議論がおこなわれ、監査役の確認行為や意見表明も踏まえ、意思決定がおこなわれております。
2022年度は、ESG・SDGs経営について、取締役および経営幹部を構成員とするCSR委員会において議論を重ね、当社グループのサステナビリティ方針および人権方針を制定するとともに、TCFDおよびCDPへの対応、GHG(CO2等)排出量算定といった様々な課題について具体的な取り組み内容とスケジュールを検討し、対応をおこないました。また、資本コスト経営等の長期的視点に基づく会社の方向性に関しては、取締役会および補完会議において議論を深め、具体的な施策・対策の検討を進めております。
以上より、当社取締役会は、当社コーポレートガバナンス・ガイドラインにおいて定める「当社および当社グループにおけるコーポレートガバナンスに関する基本的な枠組みおよび方針を定め、当社グループの持続的成長および中長期的な企業価値向上に資するコーポレートガバナンスの実現を目指すこと」という目的に則り、取締役会ならびにその諮問委員会である指名・報酬委員会がそれぞれの役割を適切に果たし、有効に機能しているものと判断いたしました。
3.今後の課題、取り組み方針
当社取締役会は、実効性評価に関するアンケートを通じ、以下の事項を課題として認識し、引き続き取締役会として議論し、改善に向けて取り組んでまいります。
1) | 取締役会の機能を果たす上で、経験・知見・専門性等の多様性の維持に向けた最高経営責任者を含む経営陣幹部等のサクセッションプランについて、スキルマトリクスも踏まえ、取締役会による適切な監督と実施の支援をおこなう。 |
2) | ESG・SDGsについては、CSR委員会において議論を重ね、将来の企業価値向上を見据えた事業活動を経営戦略の1つとし、よりいっそう経営の仕組みとして機能させるべく、具体的な施策を検討する。 |
3) | 中長期的な観点から経営課題を議論する機会を増加させる。特に、資本コストを意識した事業の効率性・収益性の向上ならびに人的資本経営の実現に向けた取り組みについては、議論を深めたうえで、定量的な目標設定、KPI等の検討を進める。 |
これらの施策を通じ、コーポレートガバナンス体制の充実に努めて参ります。
以上
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