コンクリート中空床版橋 円筒型枠補修用エアー式型枠 エアーチューブ工法を発売開始
2024/07/22
株式会社栗本鐵工所(本社:大阪市西区、代表取締役社長:菊本一高、以下「当社」)は、コンクリート中空床版橋に埋設されている鋼製円筒型枠の補修に特化した「エアーチューブ工法」を発売開始しました。
1.背景
当社は長年、コンクリート中空床版橋の建設に用いられる円筒型枠を製造・販売してまいりました。近年、更新期を迎えた中空床版橋では、上面床版の劣化が著しい状態にあります。上床版の打ち換え補修工事において上面コンクリートを除去した際、円筒型枠が著しく損傷した状態にある事例が多く報告されております。しかし、これまで破損した円筒型枠を簡易的に補修できる工法が確立されていませんでした。
2.エアーチューブ工法の特長
- 円筒形のチューブを型枠内で膨らませることにより、床版内の中空部を再形成
ポリプロピレン製のチューブを鉄筋隙間から既設の円筒型枠内に挿入し、コンプレッサーにて空気を注入することにより中空床版の円筒状の中空部を再形成します。
※対応口径:φ400 ~φ1300 - 揚重機等の重機、特殊機材不要
エアーチューブ工法に用いられる型枠は、ポリプロピレン製で最大口径であるφ1300用で1体6.4Kg程度であることから人手にて現場搬入することが可能です。一般的なコンプレッサーで空気注入することができ、施工に際し特別な機材を持ち込む必要がありません。
エアーチューブ施工事例
当社は、コンクリート中空床版橋の補修工事においてスピーディーかつ柔軟な補修工法としてエアーチューブ工法を積極的に提案し、道路インフラのリニューアルに貢献してまいります。
本件に関するお問い合わせ
株式会社栗本鐵工所 建材事業部 業務部
電話 06-6538-7711
■印刷用
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